お鍋の脇役にしておくにはもったいない「春菊」の健康効果

お鍋に入れて味わうのが定番となっている「春菊」は、11月~2月にかけてが旬の時期です。

 

 

「春菊って、お鍋以外にどう料理すればいいの?」と疑問に思う方も多いと思いますが、とれたて新鮮な春菊は、さっと茹でておひたしにしたり、お肉と一緒に炒めたり、生のままサラダにしても絶品なんですよ!

 

◆春菊のおひたし↓

春菊のおひたし

 

 

◆春菊の白和え↓

春菊の白和え

 

香りよく、食感もシャキシャキで、苦みを抑えていただくならば、あまり加熱しないのがポイントです。

 

 

 

さて、そんな独特の味と香りが特徴の春菊。

 

 

実は、子供が苦手な野菜ランキングに毎年ランクインしているんです・・・。

 

 

確かに、他の葉物野菜よりも香りが強いので、最初から気に入ってパクパク食べる子は少ないかもしれません。

 

 

それでも春菊には、成長期のお子さんには欠かせない栄養素がたっぷり入っているので、このブログを読んでいる世のお母様たちには「嫌いだから別に食べさせなくてもいい」と遠ざけないでほしいなぁ~・・・というのが正直な本音です。

 

 

 

春菊にとくに多く含まれている栄養素は、

  • βカロテン
  • ビタミンC
  • ビタミンK
  • カルシウム
  • カリウム
  • 鉄分

などです。

 

 

βカロテン粘膜を強くしてくれる作用があります。これからの寒い時期、風邪予防の強い味方になってくれる栄養素です。

 

ご存じビタミンCは、免疫力アップや美容のお助け栄養素。

 

 

ビタミンKは聞き慣れないかもしれませんが、骨の強化に一役買ってくれる栄養素です。カルシウムが骨から流出するのを防いでくれます。

 

そしてカルシウム骨や歯を守る大切な栄養素ですね。カルシウムといえば乳製品をイメージしますが、春菊にも含まれています。

 

 

カリウムは、身体の水分バランスを調整したり新陳代謝を高めてくれますし、鉄分貧血予防に!

 

 

また、独特の香り胃腸の働きを良くし、食欲増進や整腸の効果が期待されています。

 

 

 

 

こうやって見ていくと春菊って、内側の粘膜から内臓・肌・骨・血液まで、身体全体によい働きをしてくれる野菜だと思いませんか?

 

そんなオールマイティーな作用を持つことから、春菊は、東洋医学(漢方の世界)では昔から「食べる風邪薬」と呼ばれているのです。

 

 

 

お鍋の脇役みたいなイメージが、ちょっと変わりましたでしょうか?

 

 

当店では、そんな秘めたチカラを持つ春菊を、生産者さんから直接仕入れ、味の落ちない新鮮なうちに調理してお出ししています。

 

春菊は、収穫してからしなびて味や栄養が落ちるのが速い野菜なので、スピード勝負です!

 

 

 

葉っぱの部分よりも、茎の部分は比較的苦みが少ないですから、春菊初挑戦!のお子さんや苦手な方は、茎の部分を少しずつ味わうことから始めてみてください。

 

もちろん、春菊が大好き!!という方は、もりもり召し上がってくださいね!

 

 

心を込めたお料理をこしらえて、お待ちしております。