冬から春にかけて美味しくいただける野菜のひとつが「カブ」です。
当店では「ゆきわらし」という、なんともかわいらしい名前の品種をお料理しています。
ゆきわらしは、他の白カブに比べて甘みが強く柔らかい食感が特徴。
定番のお漬物から、煮物、炒め物、焼き物までさまざまな調理法で楽しめます。
さて、カブはよく「葉っぱも栄養があるから食べた方がいい」と言われますよね?
その通りで、カブの葉っぱは栄養満点!
特にビタミンC、βカロテン、ビタミンEなどが豊富で、ビタミンCにいたっては同量のほうれん草の2倍の量が含まれています。
【カブの栄養素】
ビタミンC・パントテン酸・葉酸・ビタミンB1、B2・ビタミンK・ビタミンE・βカロテン・ナイアシン・カリウム・カルシウム・マグネシウム・鉄・亜鉛・銅・たんぱく質 など
※太字は葉っぱのみにしか含まれていない栄養素
カブを食べるなら、葉っぱも丸ごと!がオススメです!
※新鮮なカブは葉がピンと張っていて、根の白い部分も丸く整った形をしています。
葉まで美味しくいただくなら、この状態のうちにお料理に使うのがポイントです。
(写真は地元の農家さんから仕入れた採れたてのカブ)
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味にクセが少ないカブは、和食にも洋食にもアレンジ自在です。
当店でよくお出ししているのは、サッパリと食べられるフレンチマリネ。
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お子さまも大好き!シーチキンの味をしみこませた炒め物
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オーブンで焼くと、カブの甘みが増します。そこに、爽やかな香りのバルサミコ酢をかけてもおしゃれで美味しい!
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間引き菜(数の調整のため、若菜の状態で土から間引かれたもの)が手に入れば、おひたしに。
カブは成長途中でも美味しくいただけます。
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その他、クリーム煮やトマト煮などにも相性ピッタリ。
味付け次第でさまざまな料理に変身してくれるカブは、調理している私たちにとっても楽しい食材です。
カブは切り方や調理方法で食感が変わります。
薄く切ってお漬物にすれば、パリパリとした歯ごたえに。大きめに切って加熱すればトロっと柔らかく。
そこに葉っぱの部分のシャキシャキ感も合わされば、カブだけでたくさんの食感を楽しめます。
現代人はみんな忙しく、片手にランチを、もう片方の手にはスマホやパソコンを・・・なんて光景もよく見かけますよね。
時間が惜しくてついつい”ながら食べ”になる気持ちは、分からなくもありません。
でも、せっかく命をいただいて命をつなぐなら、食べ物の「表情」に気を向けてみませんか?
歯触り、食感、香り、味・・・。
口の中でしっかりと食べ物の「表情」を確かめられれば、食がもっと愛おしくなっていきます。
『食べた(=生きている)なぁ・・・』
という幸せを、もっと感じられるはずです。
今回お話したカブは、歯触りや食感をじっくり楽しむのにうってつけの食材です。
ぜひ当店にお越しの際には、日常のアレコレは一旦忘れて、ゆったりした気分で「食べる楽しみ」を感じてくださいね。