スーパーの野菜売り場で見かけることが多くなってきた「ズッキーニ」
キュウリに似ているようで違うこの野菜に、「どこが産地なの?」「どうやって食べるの??」と疑問を感じる方もいるのではないでしょうか?
今回のブログでは、そんな謎がいっぱいのズッキーニについて、発祥や料理人お勧めの食べ方を紹介します(^^)
まだ食べたことのない方は、これを機会にズッキーニデビューしてみてくださいね!
ズッキーニは大航海時代からあった!?
日本では比較的新しい野菜として認識されているズッキーニですが、実はその歴史をたどっていくと、16世紀の大航海時代ごろまで遡るようです。
一説によると、アメリカ大陸にやってきたヨーロッパ人が、カボチャの一大産地であるメキシコ付近でズッキーニの祖先となる種を発見。その後、ヨーロッパに持ち帰ったことで広まったとされています。
キュウリに似ているズッキーニは、実はカボチャの仲間なのです。
ズッキーニの語源は、イタリア語でカボチャを意味する「zucca」
名前だけ見るとヨーロッパが原産の野菜に思えますが、実ははるか昔に大西洋を渡っていました。
長い下積み時代・・・ようやく人気が出たのは19世紀!
今、私たちがよく見かける細長いズッキーニは、品種改良によって生み出されたものです。
もともとはカボチャの仲間なので、イタリアやフランスでは、丸いズッキーニや黄色いズッキーニもよく食されています。(黄色いズッキーニは、当店でもよくお目見えします)
そんなズッキーニですが、食用として市民権を得たのは19世紀頃だと言われています。
16世紀頃にヨーロッパに伝わってから、なんと3世紀もの間が!!
「美味しいね!」と人気が出るまでに、ずいぶん時間がかかったのですね。
ズッキーニは、園芸用の「ペポカボチャ」の仲間です。「ハロウィンのお化けカボチャ」と言えばイメージがしやすいでしょうか?
ペポカボチャは基本的に実を食べることはしませんが、ズッキーニは別。数少ない「実が食べられるペポカボチャ種」です。
もしかして、もともとが食用でない品種だったため、改良して美味しく食べられるまでに時間がかかったのかもしれませんね。
オイル・お肉との相性抜群!ズッキーニの美味しい食べ方
ほのかな甘みがあり、あっさりとした味わいが特徴のズッキーニは、オイルやお肉と一緒に調理をすると美味しくいただけます!
身近な野菜で例えるなら、ナスのような使い方をイメージするといいかもしれません。
Kichen Booのオーナーおすすめは、「ニンニク・オリーブオイル・塩こしょうで茶色の焼き目が付くまで焼く」ことです。
とてもシンプルな調理方法ですが、これがズッキーニ本来の味が出て一番美味しい!!
ご家庭でも簡単に作れるメニューなので、ぜひやってみてくださいね。
どんな味にもすんなりなじむズッキーニは、定番のイタリアンの他に和食でいただくこともできます。
当店でお出ししているメニューをご紹介すると・・・
◆ズッキーニの天ぷら↓
◆ズッキーニの昆布炒め↓
◆(ここから洋食・イタリアンです)ズッキーニと鶏ミンチのグリル↓
◆ズッキーニとトマトのパスタ↓
◆ラタトゥイユ↓
こんな風に、意外と調理のバリエーションに富んだ野菜なんですよ!
これから夏にかけては、ちょうどズッキーニの旬の時期です。
鮮やかな色合いが料理に彩りを与えてくれる一方で、どんな味にもスッとなじむ「名脇役」のような存在です。
これまで「どうやって食べるの?」と疑問に思っていた方も、このブログをきっかけに、ぜひ旬のズッキーニを味わってみて下さいね。